新宿スワンをはじめスカウトマンを題材にした漫画や映画もあり、スカウトマンに興味を持っている男性も少なくないと思います。
映画ではよく喧嘩をしたり警察に捕まったり、ヤクザが出てきたり怖そうな一面もあるが、本当にそんなのあるの?とか思ってる方もいると思います。
スカウト会社も都内にはいくつもあり、大手から中小、さらには街によって縄張りなどはあるのか?
今回はスカウトマンのなり方から、仕事の内容、給与、トラブルなどありのままをご紹介させて頂きます。
スカウトマンの始め方
スカウトマンになりたいけど、どこではじめればいいの?って思った方もいると思います。
まずはスカウトマンになる方法を紹介していきます。
知り合いの紹介
映画「新宿スワン」では歌舞伎町で主人公のタツヒコがマコさんと知り合ったことからスカウトを始めます。
新宿スワンみたいな感じでスカウトを始めた人は絶対にいないと思いますが、実際に始める方の多くが知り合いの紹介が多いです!
特に大学生など若い男の子がアルバイトでスカウトをしている場合が非常に多く友人や知人の紹介でスカウトを始めるたりするみたいです。
大学生などで、ブランド物を身に付けていて羽振りがいい人がいれば高確率でスカウトかキャッチなど夜系のアルバイトをしている人が多いので、興味がある方は聞いてみるといいかもですね!
ネットなどの求人
今は昔と比べてネットがかなり普及した時代なので、昔と違いスカウト会社がネットで求人募集をしてたりします。
Googleで「スカウト 募集」など検索してみると多くのスカウト会社が募集をしています。
スカウトマンにスカウト、リクルートされる
新宿、池袋、渋谷などには多くのスカウト会社があり、スカウトマンが多い街です。
スカウトマンは路上で女の子に声を掛けてお店に紹介するのが基本的な仕事になります。女の子に声を掛けると同時に、よく若い男にも声を掛けたりしてスカウトマンにならない?なんてリクルート活動をしている会社もあるみたいです。
スカウトマンの仕事内容
スカウトマンの仕事内容は単純で女の子を夜のお店に紹介するのが仕事になります。
キャバクラ、ラウンジ、いちゃキャバ、セクキャバ、オナクラ、箱ヘル、ホテヘル、デリヘル、ソープ、AV、ライブチャットなど、紹介するジャンルは様々です。
こういった夜のお店に紹介して紹介料をもらいます。
路上で声を掛けて女の子の連絡先をGETする
スカウトマンにとって一番重要なのが、夜のお店で働いてくれる女の子を見つけることです。
そのために、若くてかわいい女の子を見つけるために街でひたすら女の子に声を掛けて連絡先を聞きます。業界用語で「アポ取り」といいます。
新人スカウトマンが一番最初に苦戦するのがこの街での声掛けになります。新人の頃は50人に声を掛けても1人もアポれないなんてこともあったり、女の子から「キモイ、声掛けてくんな!」とか言われる事も多々あります。ナンパとかなれてない男の子だとすぐに心が折れてやめる人も多いです。
お店を紹介する
街で声を女の子たちに声を掛けて、「キャバクラで働きたい、夜の仕事してみたい、今より条件のいいお店に移りたい」なんて子たちを見つけたら次はそういった子たちをお店に紹介します。
お店に紹介するときは、女の子の希望や条件を聞いてそれに合ったお店に紹介してあげます。またお店によって採用基準や給与条件、システムなども違います。
女の子の希望が高すぎて、なかなか条件に合うお店が見つからない。女の子の容姿が足りなくてお店が不採用になるなんて事もあります。
紹介で面接に行ったお店が何度も不採用になってしまうと女の子も「このスカウトマン使えない」なんて思って別のスカウトを使うこともあります。
如何に女の子とお店をミスマッチングなく紹介するかが重要になってきます。
女の子の相談に乗ってあげる
お店に紹介したら終わりというスカウトマンも終わりというスカウトマンもいますが、稼いでるスカウトマンは定期的に自分が紹介した女の子とご飯や飲みにいったりします。
夜のお仕事で働いていると、嫌なお客さんの接客をしたり嫌なことも、たくさんでてきます。嫌なことが何度も続いてしまうと女の子もお店を辞めてしまいます。
そうならないためにも、スカウトマンが定期的に自分が紹介した女の子とご飯にいったりして相談に乗ってあげたりすることも大事になってきます。
また「今のお店が合わない、お店を移りたい」なんて時にまた自分を使ってもうために重要になってきます。
スカウトマンの給与
気になるスカウトマンの給与ですが、これは所属するスカウト会社によっても給与は変わってきます。
ほとんどのスカウト会社が完全歩合給です。一部、お店(キャバクラ店など)の専属スカウトなどは時給+歩合給となっている所もあります。
所属するスカウト会社によっても歩合給の割合は違います。また紹介するお店のジャンルなどによっても自分の給与となる、お店からの紹介料も変わってきます。
水商売は買取、出勤バック
キャバクラ、ラウンジ、高級クラブなどいわゆる水商売といわれるお店では買取といわれる紹介料の発生が一番多いです。
紹介した女の子が10日以上出勤したら10万~紹介料が発生するみたいです。お店によってはA30万 B20万 C10万 という風に女の子のランクによって買取の金額が変わるお店もあります。
また買取とは別に、出勤バックというお店もあります。これは女の子が1回出勤するごとに一律で3000~5000円程度のバックが女の子が働いてる限り永続的に発生するシステムになってます。
風俗は女性の稼いだお金が紹介料になる
スカウトマンにとって風俗に紹介するのが一番お金になります。
女の子が風俗で働いて稼いだお金の10~15%が紹介料で、女の子が働いてる限り永続的にもらえます。
なので仮に15%だとして毎月100万円女の子が稼いだら毎月15万円が紹介料でスカウトマンに入ってくるのです。毎月100万以上稼いでくれる女の子を風俗に7人紹介したら、安定的にスカウトマンも100万以上稼げるようになります。
永久バックで安定的に稼げるから風俗に紹介したいスカウトマンが多いみたいです。
気になる収入は?
スカウトマンの気になる収入はというと、人によりますが稼いでるスカウトマンは100万以上、新宿の大きいスカウト会社の幹部クラスになると月300万以上稼いでるスカウトマンもいるみたいです。
そして新宿で稼いでるスカウトNo1と呼ばれる有名スカウトマンで月1000万以上稼いだスカウトマンもいるそうです。
ただ多くのスカウトマンは30~50万前後が一番多いそうで、100万以上稼いでるスカウトマンはスカウト人口の5%以内くらいだといわれています。
スカウトマンの種類
スカウトマンによっても色んな種類のスカウトマンがいます。エリア、街によってスカウトマンの属性も変わってきます。
水商売がメインのスカウト
六本木や銀座などキャバクラ、ラウンジ、高級クラブが栄えているエリアでは、水商売がメインのスカウトマンが多いです。
風俗もそうですが、水商売の場合お店の給与システム、採用条件、営業時間、客層、お店の大きさ、などいろいろ覚えることがたくさんあり複雑になります。
また紹介した女の子が買取の紹介料が発生する10日出勤する前に辞めるなんてことも多々あります。
水商売メインのスカウトマンは毎月安定して女の子を紹介していないと給与が安定しないため、毎月の収入がバラつきのあるスカウトマンが多いそうです。
風俗がメインのスカウト
新宿、池袋、渋谷、このあたりのエリアにいるスカウトマンは水商売より風俗メインで紹介をしているスカウトマンが多いです。
スカウトマンにとって水商売より風俗に紹介するほうがお金にもなるし、楽だからという理由から風俗メインの紹介するスカウトマンが多いです。
風俗もお店によって採用基準、受かりやすい系統(お姉さん系、ロリ系、など)、女子給システムなどが変わってきますが、水商売に比べて覚えることが少なくて簡単です。
オールジャンルのスカウト
水商売、風俗、AVなんでもオールジャンル得意ですよというスカウトマン。
これは正直かなり少ないと思います。ほとんどのスカウト会社が水商売から風俗オールジャンルの紹介が可能ですが、全てのジャンルを満遍なく熟知している人間はかなり少ないでしょう。
こういったスカウトマンは基本的に路上に立って声を掛けているのは少ないです。理由としてオールジャンル得意なスカウトマンはお店に紹介する女の子の人数も非常に多く、紹介した女の子からまた別の女の子を紹介してもらうなんてことも多々あります。
そのため、毎日面接の予定でかなり忙しく、あまり声を掛けしてる時間がないそうです。
お店専属のスカウト
西麻布のラウンジや銀座などの高級クラブなどには、お店専属のスカウトマンがいます。
このお店専属のスカウトマンたちは自分が所属しているお店に毎月〇人以上紹介しなければいけないなどのノルマがあるのが普通です。
また普通のスカウト会社に所属しているスカウトマンと違い、給与が完全歩合給ではなく、時給+歩合給の場合が多いです。
お店専属のスカウトマンは、自分が所属しているお店に女の子を紹介する場合は、他のスカウトを通すより条件なども出せる場合が多いです。なので銀座などのエリアはお店専属のスカウトマンがメインになります。スカウト会社所属のスカウトマンは銀座などで声を掛けている人は少ないみたいです。
スカウトにはケツ持ち、ヤクザがいる?
新宿スワンみたく、スカウトにはケツ持ちといわれるヤクザはいるのでしょうか?
会社によりますがいます。
新宿、渋谷、池袋、六本木など各エリアで取り締まっている管轄のヤクザの組も違うらしく、基本的にそこの街でスカウトをするならケツ持ち代というのを払うのが一般的だそうです。
また他のスカウト会社やお店とトラブルになると言った事も稀にあるみたいで、会社同士の話し合いで収拾がつかない時なんかはケツ持ちのヤクザにトラブル解消をお願いするなんてこともあるみたいです。
ただ今は昔に比べてトラブルも少なかったり、路上でスカウト行為を行っているからといってヤクザの方に拉致られるなんてこともないので、ケツ持ちを付けていないスカウト会社も多く、今では割合として半々くらいだと思います。
スカウトにトラブルなどはあるの?
夜の仕事というとトラブルなど色々面倒なことを想像する方も多いと思います。
スカウトマンをしていたら起こりうるトラブルについてここでは紹介します。
警察のお世話になる
路上で声を掛けるスカウト行為は迷惑防止条例違反にあたり、現行犯逮捕になります。
年々スカウトマンの取り締まりも非常に厳しくなっているらしく、声を掛けた女性が私服の女性警官で後ろから別の警察官2人に肩を掴まれて、そのまま現行犯逮捕なんてこともあるみたいです。
他のスカウト会社、お店ともめる
夜の業界はイケイケな方や喧嘩早い方も非常に多いです。街でスカウトをしていたら、他のスカウト会社に「どこのスカウト会社?ケツ持ちいるの?」なんて気に食わないからと喧嘩を売ってくるスカウトマンもいたりします。
またスカウト会社によって声掛けをしていいエリア、してはいけないエリアなどがあります。もし声掛けをしてはいけないエリアで女の子に声を掛けているのが他の会社のスカウトマンやお店の人に見つかったりしてしまうとトラブルになりかねないので注意が必要です。
まとめ
今回はスカウトマンについて色々ご紹介させていただきました。スカウトマンに興味があるかたはいかがでしたでしょうか?
スカウトマン稼げて、女の子と仲良くなれて楽しそうって思ってる方もいると思います。それは間違いないと思います。
スカウトマンも稼ぐまでに時間が掛かる人もいるらしく、80%以上の人が続かないで辞める業界です。
完全歩合給という実力主義の厳しい世界ですが、稼いでるスカウトマンは月収300万以上の方もおり、魅力のある業種ですね!
ただスカウト行為自体、違法行為であり警察にお世話になるリスクもあるのは忘れずにお気をつけください笑